古来から伝統医療で使われているハーブ!サラシアとは?
作った盃に水を入れ成分を抽出させて飲用したという
話があります。
そんなスリランカでは、数千年前から健康素材として、
根や幹を利用してきました。
★ サラシアは「植物」で伝統医学で古くから「健康効果」を発揮!
特に、糖が心配な王侯貴族は、サラシアの幹をくりぬいて
コップを作り、そのコップに水を張っておき、食事の前に
その水を飲んでいたというのです。
糖尿や肥満などの治療に用いられてきた経緯があります。
サラシアは、薬用の植物のことで、伝統医学で古くから
糖尿病に効くとされ、マウスを使った実験ではショ糖や
血糖値の上昇が抑えられることがわかっています。
これはサラシアが腸で糖が吸収されるのを阻害して
いることを示しています。
与えても血糖値は上昇してしまいます。その秘密は
糖の構造と、サラシアに含まれる有効成分にあると
されています。
★ サラシアの糖吸収抑制による腸内環境改善!
実は、サラシアには非常に珍しい化学構造をもった
「サラシノール」や「コタラノール」などの有効成分が
あります。
私たちは、食事によって体内にとりこんだ炭水化物は、
アミラーゼという消化酵素の働きによって二糖類にまで
分解されて小腸に運ばれます。
この二糖類はそのままでは吸収されませんが、小腸の
上皮にあるα―グルコシダーゼによって単糖に分解されて、
初めて体内に吸収されます。
ブトウ糖は1つの糖からなる「単糖」、一方サラシアの
結合した「二糖類」なのです。
などは、この小腸上皮のα―グルコシダーゼを阻害して、
二糖類が単糖類に分解されるのを抑え、吸収されにくく
する働きがあるのです。